読書すれば人生変わる

本を読むことによって人生変えてきました

解説「自分のアタマで考えよう」①

今回から「自分のアタマで考えよう」という本を私なりに解説していきたいと思います。

 

ブログやるならプロブロガーが書いた本でも読んでみるかとなんとも浅はかな理由で買いました。

 

しかし、読んでみると論理的思考を鍛えるのに非常に参考になる本でした。

「論理力がない」「自分の意見を言えない」「周りに合わせてしまう」「そもそも考えるってどういうこと」という人は是非読んでみてください。

 

 

この本を簡単に言うと「世の中情報が多すぎて、自分の頭で考えることが難しくなっている。考える力を減退させないためにも自分の頭で考えることができる人間になろうね」というものです。

 

・そのためにまず考えることはどういうことなのか。

・大抵の人は知識を得ることを考えることだと誤解している。

・なので「自分の頭で考える方法」を11項目に分け具体的に説明していきますね。

 

というのが本書の流れです。

 

 まぁ私なんかが解説してもおこがましいにもほどがあるんですが、

私にとってかなり参考になった本だったので、備忘録として書いていきます。

 

 

 

「知っている」と「考える」は別ものだと認識する

大抵の人は知ることを考えることだと思いこんでいます。

 

そこでまず重要なことは、「知ること」は「考えること」ではないということを認識することが大切だということです。

 

 

考えるときというのは大体、悩み事があってどうしようか考えている時、何か問題がある時、データを見てる時、作ってる時、テストを解いている時、本を読む時などでしょうか。

 

しかし著者に言わせてみれば、どうしようかと考えている時の頭の中は、「ああこまった、どうしよう。少し様子を見るか?いやダメだ。誰に相談しようか」という感じでとても「考える」には程遠いもの。

 

何か問題があり解決しようとする時は、本を読んだり、ネットで調べたり、誰かに相談して解決策を見出します。

しかし、それは他の人が考えた結果を「知識」として学び実行しただけで自分で考えることではないのです。

 

テストを解いたり本を読む時はいかにも考えていそうですが、「知識」の出し入れをしているだけであり、考えることではない。

 

要するに「知識」は「他の人がその人の頭で考えた結果」でそれを私たちは授業や本、ニュースなどを通して学んでおり、自分の頭の中に知識として保存しているだけ。

何かを考える時、それを頭の中で取り出してくるのは「他人の考え」を頭の中から取り出しているということ。

 

つまり、考えていると思っていることは実は、学校で習ったこと、本で読んだこと、ネットやニュースで知ったこと誰かから聞いたことをあたかも自分が考えているようにしているだけなのです。

 

なので、知っていることを、あたかも考えていることのように錯覚してしまうのです。

 

偉人の名著を読んだり専門家の智恵を聞いたりする方が、自分の頭で考えるよりも遥かに効率がいいのですが、それだと、「知識を蓄えるだけ、覚えるだけ」になってしまい考える力はどんどん減退していきます。

 

そうならないために自分の頭で考えていく必要があるというわけです。

 

 

次回に続く